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群馬県太田市 冠稲荷神社 (縁結び)

2021年6月5日

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4.5

去る 5月24日に
群馬県太田市にあるかんむり稲荷神社を訪ねました。
駆け足での参拝でしたが、
数枚の写真と共にご紹介いたします。

冠稲荷は縁結び祈願で
知られていますが、
「冠稲荷のボケ」の花の伝説に
由来しているそうです。
このボケには
子宝祈願にまつわる伝説があり、
現在でも子育て、縁結びなど
厚い信仰の対象となっています。

↑ 画像は Screen Shot したものです。

縁結びの木瓜の由来

昔、子供ができずに悩んでいた女性が、
修験者に授かった木瓜ぼけの実を服した途端、
良縁と子宝に恵まれたというえにし、子宝伝説と共に、
県の天然記念物に指定されている樹齢400年の
「冠稲荷のボケ」の由来は以下の通り。

境内にある聖天宮が創建されたと伝えられる永禄年間 (戦国時代) の頃、子供のない婦人が子宝を授け給えと毎朝日参していた。ある朝、宮の前にいた老修験者に祈願の理由を問われた。すると、修験者は「ボケ」の実を採って、これをきざみせんじて飲めば効験があるだろうと教え、どこかへ立ち去った。婦人は相変わらず日参怠らず修験者の教えを守り実行した。そのうち効験が現れ、夫婦相和し、数多くの子をもうけることができ、その家も冨に栄えるようになり、夫婦は大願成就のお礼として神苑に「ボケ」の木を植えた。この「ボケ」がその時植えられたものだと伝えられる。爾来じらい、この「ボケ」は里人たちにより、縁結びの子宝祈願・子育てにと厚く信仰されている。

日本一の木瓜 ~縁結びの木~

群馬県指定天然記念物の木瓜。
樹齢400年、320余りの株が叢生そうせいする大きな木瓜です。

縁結びの桜

アイキャッチ画像に使った
「縁結びの桜」、
二手に分かれた幹が
ふたたび結びついている

縁起の良い縁結びの桜です。

縁結びの桜
辰巳参道沿い鎮座する
お賽銭箱にハートが可愛い

参道の鳥居

縁結びの桜は、
辰巳参道ときのえ参道の
ちょうど交差する場所辺りに
ある桜の木です。
ちなみに
冠稲荷神社は鳥居が多くあります。
連鳥居で鳥居がたくさんではなく、
参道の鳥居が
「東、甲、辰巳、南、戌亥」
とあります。
多くの神社は入り口は一つだそうで、
冠稲荷神社の境内のつくりは
特別なようですね。

境内図 画像は Screen Shot したものを編集。

縁結びの実咲社

「冠稲荷のボケ」の戌亥方角に
鎮座する「実咲社」には
願い事を神様へ伝えてくれる
白狐が並んでいます。

それぞれの縁を守るお狐さん
計6柱あります。
( 縁結び狐、子宝狐、安産狐、子育て狐、
健康と諸願成就は夫婦のみのる狐とさき狐 )

狐さんの写真

全てを写真に収める事が
出来ませんでしたが、
ご紹介したいと思います。

Photo 1
Photo 2
Photo 3
Photo 4
  1. 縁結び狐
  2. 夫婦のみのる狐 (健康諸願成就)
  3. 子宝狐
  4. 夫婦のさき狐と赤ちゃんの実咲みさき狐 (健康諸願成就)

ご祭神について

ご祭神宇迦之御魂大神うかのみたまのおおかみ
塞神 (久那戸大神くなどのおおかみ八櫃彦命やちまたひこのみこと八櫃姫命やちまたひめのみこと)
大宮能賣神おおみやのめのかみ
ご鎮座永禄年間 (1558~1570)
ご神徳縁結び、子宝、安産、
子育て (初宮・七五三)、健康
実咲社 (実咲稲荷社)

ご祭神、ご神徳の多い冠稲荷神社ですが、
実咲社のご祭神について、
稲荷神 (お稲荷さま) としての
宇迦御魂神」と「大宮能売神」の
他に、「塞神さえのかみ」とあり、
何だろうと思い調べましたら、

塞神さえのかみ

塞神は、
村や部落の境にあって、
他から侵入するものを防ぐ神。
邪悪なものを防ぐ
砦の役割を果すところからこの名がある。
境の神の一つで、道祖神、道陸神、
たむけの神、岐の神くなどのかみ (久那戸神)
などともいう。

なるほど、
なぜ?縁結びと関係が?

江戸時代には縁結びや出産、
子供守護などの神としての
性格ももつようになった
そう。

塞には幸、妻、歳などの字が
当てられる
こともあるそうです。

道祖神

確かに、
道祖神は路傍の神であり、
村の守り神、子孫繁栄の神
として信仰されています。
石像の形態で祀られ、
双体像が多い事からも、
縁結びの神としても
信仰されていますね。

左義長さぎちょう

どんど焼きなど、
道祖神のお祭りは、
どの地域でも子供が中心
行事 (お祭り)となっていますし、
その年の病を防いだり、
字が上達すると言われていたり、
風邪の神、足の神などとして
子供を守る
役割もあります。

岐の神くなどのかみ

岐の神とは、
「くなど」は「来な処」
すなわち「きてはならない所」の意味。
別名、久那土神、久那戸神など様々。
道の分岐点、峠、村境などで、
外からの外敵や悪霊の侵入をふせぐ神。
また、久那土はくなぐ、
即ち交合・婚姻を意味するもの
という説もある。

道俣神

ちなみに、
八衢彦命、八衢姫命は、
道俣神ちまたのかみとして「古事記」に登場している
と言われているそうです。

八衢比売神は
古代伝承上の神。
集落や道の要所にすわり、
八衢比古神とともに
邪神・悪霊の侵入を防ぐ。
道俣神は、
この両神をさしているともいう。

この事からも、
ご祭神として塞神、
ご神徳に縁結び、子宝、
安産、子育て、健康 は
納得がいきますね。

最後に

今日は、
冠稲荷神社の伝説や
縁結びのご祭神などに触れました。

貴重なお時間を割き、
最後まで
ご高覧いただきまして
有難うございました

群馬県太田市 冠稲荷神社 (縁結び)