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愛猫ルナの退院報告 (奇跡の7日間 Page 1)

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4.5

去る
8月31日に愛猫ルナが退院いたしました。

事後となりましたが、
この度、晴れて退院の運びとなりました事、
改めてご報告させていだきます。

皆さまには本当にご心配をお掛けいたしました。
そして、エールを頂きました事、
心よりお礼申し上げます。

また、治療にあたってくださった
病院の先生、
先生の奥さまにおかれましては
感謝に堪えません。

お世話になり
本当にありがとうございました。

退院の報告を先延ばしした背景には、
またすぐに再入院の可能性を
否定出来なかったからです。

自宅療養に切り替えてから、
数日間体調の変化を観察し、
安定してからのご報告と決めておりました。

※ アイキャッチ画像及び以下の写真は、
9月2日に自宅にて撮影したものです。

9月2日の愛猫ルナ

さて、
ルナが回復するまでの
わたしたちの心の葛藤を小説風に
再現してみました。

以下の文章は
「事実を基にした」フィクションです。

——— なぜあの時、
愛猫ルナが「元気」なのは

「まだ治る見込みがあるからだ!」
「まだまだ生きる力があるからだ!」

そうポジティブに
思ってあげられなかったのだろう ———

8月24日、わたしたちは
大きな期待を胸に病院に向かった。
それまで結果の出ない検査数値が
少しでもよい方へ傾いていると信じて。

ルナは入院してからの経過は順調とは行かず、
8月18日にひとたび下がった検査数値も
20日に跳ねあがり、そのまま横ばいが続いていた。

上画像 : 8月25日現在のデータ

参考資料 : 愛猫ルナの入院検査報告 2020/08/25

病院に行くと先生がルナを
檻から出してくださり、
診察台に乗せられたルナ。

先生と先生の奥さまにも
すっかり懐いたようで、
先生の奥さまにさすられ、
目を細めて喉をゴロゴロと鳴らして
気持ちよさそうにしている姿は
本当に愛くるしい。

そんな目の前にいるルナは
とても元気そうだ。
もう、このまま退院してもよいのではないか
と思わせる位に「元気」にしている。

餌も食べ、おしっこも出るらしく、
見た感じ病んでいるふうもなく至って普通なのだ。

しかしながら、検査結果は芳しくない。
このまま治療を続けてよいものなのか?

ルナの腎機能は
すでに次のステージに入っているのか?
猫は適応能力に優れているので、
ルナも現在の腎機能に適応して
見た感じ元気にしているのか?

・・・だとしたら・・・。

わたしは、きらら(ママ)に言った。

「ルナを連れて帰ろう。
このまま治療して何になる?
きっとルナの腎臓はこれ以上は回復しないだろう。
だったらこのまま連れて帰って、
ルナの残る余生、静かに寄り添って見守ってあげよう。」

黙って聞いていたきらら(ママ)の瞳から
大きな涙がぽろぽろと零(こぼ)れおちた。

わかっている・・・
きらら(ママ)が誰よりも
ルナを愛し、かわいがっている事を・・・。

「これ以上ルナの細い手(足)の細い血管に針を刺して
輸液で血液を薄めたって結果は出ない。
血液を薄めた分、貧血がひどくなるだけだ!」

ルナの手(足)には
10円ハゲが発生している。
点滴の注射針を刺す事で出来たのか、
そのために意図的に剃ったのかは
定かではないのだが、やはり猫などの
毛の生えた動物の肌をみるのは痛々しく、
とても悲しい気分になる。

さらに
あきらめかけたわたしの口からは、
こんなネガティブな言葉しか出なかった。

「今ならまだ元気でいる・・・
このまま病院で死んでしまったってそれまでだ!
最期をみとる事ができなくなるかもしれないぞ!
だったら連れて帰ろう。」

きらら(ママ)は大きく泣き崩れたまま、
立ち上がる事も出来なかった。

わたしたちは
ルナを連れて帰りたい気持ちと、
(回復を)まだ諦めたくない
複雑な気持ちで胸が張り裂けそうになった。

POINT

文中では触れていませんが、
「連れて帰ろう」の言葉には
経済的な要素が含まれているのも事実です。
結果が出ても出なくとも入院、治療を施せば
報酬が発生するのは当然の事で、
(負担と言う言葉が適切かどうかは別として)
それが飼い主の負担になったり、
悩みになる事があるのは事実です。
この件は複雑かつ難しい問題なので
これ以上は触れませんのでご了承ください。

わたしは窓の方を向き、うつむきながら
拳を強く握りしめた。
悔しくて悲しくてやりきれない・・・
それまで明るかった窓の外の景色は一変し、
真っ暗闇に変わってしまった・・・。
このまま握りしめた拳で
窓ガラスを叩き割ってやりたいと思った。

——— Page 2 につづく。

貴重なお時間を割き、
最後まで
ご高覧いただきまして
有難うございました
愛猫ルナの退院報告 (奇跡の7日間 Page 1)